東京婦人科比較ナビ
カテゴリ:婦人科
おすすめ1位!
- Ladies clinic LOG 原宿 -
産婦人科診療に10年以上の経験をもつ医師によって開業
Ladies clinic LOG 原宿では、日帰り婦人科手術に対応
東京 婦人科比較ナビ 優秀婦人科ランキングを交えて婦人科の基礎知識、選び方のポイントを紹介
東京 婦人科比較ナビでは、女性にとって切り離せない「婦人科」を紹介、解説しています。
女性の体は男性とは違いよりデリケートにできています。
それは元来女性は子供を産むための身体として持ち合わせており、より繊細なケアが必要となります。
そういった女性特有の症状を診療できるのが婦人科です。
男性にはない特有の病気もあり、そういった専門治療を受けることも可能です。
また婦人科の傾向としては、女性の美のケアまで行うようになっています。
専門的なフェイシャルケア、医療脱毛、エレクトロポレーションを代表とする美肌ケア、とさまざまな美容施術を行なっている婦人科も増加しています。
婦人科は全国的に展開していますが、当サイトでは東京の優秀な婦人科を紹介していきます。
婦人科により特徴やシステム、施術内容も異なります。
そのため自分に合った婦人科を選ぶことは重要なポイントの一つです。
また、当サイトでは、「婦人科の基礎知識、選び方のポイント」を詳しくご紹介!
特に人気の高い婦人科を比較やランキングを交えて紹介しているので、あなたの婦人科の選び方の参考になるはずです。
婦人科の中でも費用などもありますが、費用だけでなく評判や特徴、安心、安全面などもしっかり見極めるのが大切。
ぜひ、当サイトのランキングや情報を参考に自分に合った婦人科を比較して選んでみてください。
各記事の内容は、現役婦人科医監修の元、提供させいただいております。
目次:
【2023年最新】おすすめ東京の婦人科
ここでは東京都で人気の高い婦人科をおすすめ形式で紹介します。
ランキングの特徴は、「どの婦人科がご自身に合っているか」、をお探しできるように特徴を交えて紹介しています。
どの婦人科がいいのかさっぱり分からない、という方も、知識編とともにお読みいただくと快適に利用できるようになるでしょう。
各記事の内容は、現役婦人科医監修の元、提供させいただいております。
おすすめ1位:Ladies clinic LOG 原宿
名称 | Ladies clinic LOG 原宿 |
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公式サイト | https://www.ladies-clinic-harajuku.com/ |
特徴 | オンライン診療など最先端技術を提供 |
診療科目 | 婦人科、産婦人科 |
TEL | 03-6433-5519 |
場所 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-28-6 キュープラザ原宿3F |
Ladies clinic LOG 原宿は、産婦人科診療に10年以上の経験をもつ医師によって開業されました。
月経異常や子宮筋腫などの婦人科疾患への治療はもちろんのこと、子宮鏡を利用した日帰り手術にも力をいれています。
Ladies clinic LOG 原宿では「子宮粘膜下筋腫」「子宮内膜ポリープ」「中隔子宮」「子宮内膣癒着」といった疾患への子宮鏡手術が可能です。
美容医療も取り入れており、医療脱毛には最新機器「ヴィーナスワン」を導入し高い脱毛効果を実現しています。
美肌を求める方にはハイドラフェイシャルやメソナJが人気です。
医療機関だからこそできる美容施術で、女性の美への欲求を充足させます。
避妊法として注目されているミレーナ(避妊リング)の挿入もLadies clinic LOG 原宿で可能です。
ミレーナはピルで懸念される血栓症のリスクがなく、毎日飲み続ける手間もないため人気のある施術です。
コルポスコピーを導入しているLadies clinic LOG 原宿では、子宮頸がん検査の精密検査も可能です。
待ち時間を減らすための工夫やオンライン診療など、患者様にストレスなく受診してもらえるように最先端の技術を意欲的に取り入れています。
Ladies clinic LOG 原宿のおすすめポイント
- 産婦人科診療に10年以上の経験をもつ医師によって開業
- 日帰り婦人科手術に対応
- 美容医療も取り入れている
- オンライン診療
オンライン診療も可能!!
おすすめ2位:四谷メディカルキューブ
名称 | 四谷メディカルキューブ |
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公式サイト | https://www.mcube.jp |
特徴 | 千代田区にある専門医療センター |
TEL | 03-3261-0430 |
場所 | 〒102-0084 東京都千代田区二番町7-7 |
四谷メディカルキューブは、千代田区にある医療センターです。
2005年に設立され、婦人科領域を始めとして、前立腺肥大症や尿路結石症などの泌尿器科疾患、胆石症や逆流性食道炎などの消化器疾患など幅広い分野の疾患の診察治療を行っていま す。
婦人科領域では、子宮筋腫や卵巣嚢腫、さらに多くの女性を悩ませる尿失禁の専門外来を設けており女性の悩みの強い味方といえます。
特に尿失禁や骨盤臓器脱の治療を行うことができる医院は少なく、四谷メディカルキューブは多くの女性の頼みの綱となっています。
乳腺外科があるため、乳がん検診を受けた後、そのまま同院で乳がんの治療を受けることも可能です。
四谷メディカルキューブは、診察のみでなく、内視鏡検査から手術まで行います。
充実した医療設備と、経験豊富な医師によって、大学病院レベルの高度な医療を実現しています。
交通アクセスの良さも魅力的です。
JR中央線四ツ谷駅からは徒歩5分、丸の内線四ツ谷駅からは徒歩6分、他にも2つの駅から徒歩 5−6分と好アクセス。
仕事帰りにも通院しやすい立地といえるでしょう。
また、駐車場も付属しているため車での来院も可能です。
四谷メディカルキューブのおすすめポイント
- 千代田区にある専門医療センター
- 大学病院レベルの高度な医療を実現
- 通院しやすい立地
大学病院レベルの高度な医療を実現
おすすめ3位:HMレディースクリニック銀座
名称 | HMレディースクリニック銀座 |
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公式サイト | https://hm-ladies.com |
特徴 | 安心して受診できる痛みの少ない治療 |
診療科目 | 婦人科 |
TEL | 03-6264-4105 |
場所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座三丁目4番16号 銀座サニービル東側4階 |
HMレディースクリニック銀座は、2020年6月に開院されました。
院長は生殖内分泌を専門とする医師で、「安心して受診できる痛みの少ない治療。全ての女性が健やかな日々を過ごせるように」という理念のもとに設立されたHMレディースクリニック銀座。
不妊症や月経不順、不正出血、子宮のトラブルや更年期障害など、多様な女性のトラブルに専門のスペシャリストである医師が丁寧に診察してくれると評判です。
HMレディースクリニック銀座では、子宮鏡手術も行っています。
子宮内膜ポリープ切除術や、粘膜下子宮筋腫、子宮内膣癒着といった症例に対して、手術を行っており手術後のサポートも徹底しています。
また、美容施術も行っているHMレディースクリニックでは、プラセンタ治療やビタミン治療も受けることが出来、診察ののち美容治療を受けて帰宅するといったことも可能です。
HMレディースクリニック銀座は、働いている女性の受診しやすさを考慮し、夜20時まで診療を受け付けています。
「仕事の終わる頃にはどこの医療機関も閉まっている...」という理由で、身体が辛くても受診できていない女性は多いことでしょう。
そんな女性に、HMレディースクリニックは寄り添い、ささいな悩み事でも相談していただけるような医院を目指しています。
HMレディースクリニック銀座の特徴
- 安心して受診できる痛みの少ない治療
- 院長は生殖内分泌を専門とする医師
- ささいな悩み事でも相談出来る
安心して受診できる痛みの少ない治療
おすすめ4位:田園調布オリーブレディースクリニック
名称 | 田園調布オリーブレディースクリニック |
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公式サイト | https://olive-lc.com/ |
特徴 | 大学病院で多くの症例を診てきた院長 |
診療科目 | 婦人科・産科 |
TEL | 03-3721-8008 |
運営会社 | 東京都大田区田園調布2丁目40−19 フォースDC 2F |
田園調布オリーブレディースクリニックは、田園調布駅から徒歩2分という好立地にあります。
メルヘンチックな可愛らしい外観の医院は、キッズスペースが用意されていたりウッドベースの内観で統一されていたりと女性の安心に配慮された空間です。
大学病院で多くの症例を診てきた院長によって開設された田園調布オリーブレディースクリニックでは、経験に基づいた治療の選択肢を受けることができます。
婦人科全般の相談が可能ですが、田園調布オリーブレディースクリニックが特に力を入れているのが日帰り手術です。
「最新医療と安心の設備」をモットーとしている田園調布オリーブレディースクリニックでは、患者さまへの負担が少ない低侵襲手術を行っています。
田園調布オリーブレディースクリニックで行われている、日帰り手術は以下の3つです。
・バルトリン腺嚢胞治療
・子宮頸部異形成治療
・尖圭コンジローマ治療
これらは、必ず院長自らが施術に当たります。
他にも膣のアンチエイジングであるモナリザタッチや、人工妊娠中絶手術・流産手術など幅広い 女性の悩みに対応可能です。
田園調布オリーブレディースクリニックのおすすめポイント
- 女性の安心に配慮された空間
- 大学病院で多くの症例を診てきた院長
- 院長自らが施術に当たる
大学病院で多くの症例を診てきた院長!
おすすめ5位:ソレイユレディースクリニック
名称 | ソレイユレディースクリニック |
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公式サイト | https://soleil-lc.com/ |
特徴 | 容姿はもちろん、「一般常識」「会話のテンポ」「愛嬌」「ホスピタリティーマインド」などの内面も審査 |
診療科目 | 婦人科 |
TEL | 03-5358-9930 |
場所 | 〒164-0003 東京都中野区東中野3丁目8-13 MSR東中野8F |
ソレイユレディースクリニックは、東中野駅から徒歩2分の立地にあります。
東西線・落合駅からも徒歩6分程度と、アクセスは良いため使い勝手のよいクリニックといえるでしょう。
2021年に開業したため、施設内がとても綺麗で、女性にリラックスしてもらえるよう工夫されています。
ソレイユレディースクリニックの院長は女医なので、「異性には話しづらい」という方には安心して 受診できるでしょう。
院長である福島先生は、「丁寧にしっかりと話しを聞いてくれる」と評判です。
ソレイユレディースクリニックでは、月経や、子宮・卵巣がん検診・妊婦健診・ピルについてなど幅広い婦人科の悩みに対応可能です。
特に子宮頸がん検診には注力しています。
導入しているクリニックが少ないコルポスコピーは、院長自らが対応し、より精密な子宮頸がんの 診断に役立ちます。
また、3Dエコー画像を動画として見ることができる4Dエコーでは、赤ちゃんの表情や欠伸をしている様子を見られ、妊婦さんに大好評です。
ソレイユレディースクリニックでは、予約も承っていますが、「突然起きた症状に苦しむ人も救いたい」という思いから、直接来院される方も診察可能です。
ソレイユレディースクリニックのおすすめポイント
- 2021年に開業したため、施設内がとても綺麗
- 院長である福島先生は、「丁寧にしっかりと話しを聞いてくれる」と評判
- 幅広い婦人科の悩みに対応可能
院長である福島先生は、「丁寧にしっかりと話しを聞いてくれる」と評判!
そもそも婦人科って?
そもそも婦人科って?
体調の変化を感じたときに、どの診療科に見てもらえばいいのか悩むことがありますよね。
現在日本には38個の診療科があるとされています。
その中でも、今回は「婦人科」について紹介します。
婦人科はその名のとおり対象となるのは「婦人」つまり女性です。
女性特有の部位である子宮頸部、子宮、卵巣など女性下腹部周辺に関連する疾患を専門とするのが婦人科の領域となります。
他にも、女性の身体に関連する性感染症や避妊や不妊なども婦人科に該当します。
女性にはライフステージによってホルモンの影響から、多様な身体的変化が出現します。
多くの女性を悩ませるPMSやおりものに関する悩み、更年期障害についても婦人科で診てもらうことができます。
婦人科は性に関わる疾患であるため、デリケートな側面があります。
ほとんどの女性が気になる症状があっても、誰にも相談出来ずに一人で悩んでいたり、婦人科にかかるのを躊躇します。
しかし、婦人科疾患の中には発見が遅くなることで、致命的になる可能性がある疾患もあるので、気になる症状があるときには早いうちに受診するようにしましょう。
どういった病気を取り扱うの?
どういった病気を取り扱うの?
婦人科で扱う病気についてご紹介します。
婦人科では女性特有の部位である、子宮、卵巣の病気は全て診てもらうことができます。
婦人科の病気で特に多いのが、子宮頸がん・子宮体がん、卵巣がんです。
20〜30代の若い世代の女性の発症率が上昇しており自覚症状の少なさから発見が遅くなりやすい病気です。
がんは気づかないうちに転移や重症化の可能性があることから、定期的な検診を呼びかける動きが進んでいます。
その他の対象疾患として子宮脱や、子宮内膜症があります。
月経による悩みも婦人科の対象です。
月経に関わる病気としては、PMSや月経異常が挙げられます。
更年期障害も婦人科特有の病気です。
「出産経験の有無」や「閉経年齢の違い」など女性特有の要素が、病気の発症率に関わるという点が婦人科の病気の特徴といえます。
よく間違われやすいのは「乳がんは婦人科の対象疾患ではない」という点です。
乳がんは乳腺外科が専門となりますので間違えないように注意しましょう。
婦人科によって差があるの?
婦人科によって差があるの?
婦人科と一口にいっても、数多くある婦人科の中からどこにかかればいいのか分からずに、お悩 みの方もいると思います。
婦人科の中でも、専門性や医師の方針は異なることから、どこでも同じ検査や治療を提案されるわけではなく多少の差が生じます。
せっかく勇気を出して受診したのに、納得のいく診察を受けられないのは悲しいですよね。
自分の悩みに合った医院を選ぶために、婦人科はどういった点で差があるのか知っておきましょう。
まず、医院の規模によって受けられる検査内容が異なります。
軽い相談でしたらどこの医院でも受けられますが、内視鏡検査や組織検査など医院の規模によって受けられない検査もあります。
その場合は他院を紹介してもらうこととなりますので、もう一度時間を確保し受診する手間があります。
婦人科といっても「子宮・卵巣疾患」「不妊治療」「性感染症」「人工妊娠中絶手術」…などのカテゴリがあり医院によって強みは異なります。
自分の悩みに当てはまる医院の治療実績や保険診療の適用となるか確認するようにしましょう。
また、受診といっても、性器を診察してもらうことに抵抗がある方もいるでしょう。
その場合は、プライバシーに配慮をした、清潔なクリニックを選択する為、HPからチェックする事をお勧めします。
以上のように、婦人科医院の中でも差はありますので、自分の悩みに合わせて専門性の高い医院を選択するようにしましょう。
保険適用内で診療できるの?
保険適用内で診療が出来るの?
婦人科の診察というと、保険適用に含まれるかが気になりますよね。
婦人科の病気でも、何らかの症状があって受診したときには保険適用となります。
その際の費用負担は、他の診療科目の疾患と同様です。
ただし、何も症状がなく定期的な検診として検査や診察を受けた場合は、全額自己負担となります。
性感染症や更年期障害なども同様に、症状があれば保険適用となりますが「不安だから検査したい」だけでは適用範囲外となりますので注意しましょう。
更年期障害の治療の一環であり、アンチエイジング効果や美肌作用のあるプラセンタ注射。
こちらは更年期障害の治療目的の使用であれば保険適用、美容効果を目的としての使用は適用外となります。
婦人科の病気の中でも、高額な治療費用がかかるとされていたのが不妊治療です。
以前までは、不妊の原因を精査する検査や症状の治療にのみ、保険が適用されており体外授精などの不妊治療は自己負担でした。
しかし、2022年4月に助成制度が設けられ、不妊治療も保険適用となりました。
ただし「年齢43歳未満」「年齢により適用回数が異なる」「人工授精・体外授精・顕微授精が対象」という条件があります。
どういった方が通院されているの?
どういった方が通院されているの?
婦人科は女性に特化した診療科であるため、婦人科を受診される方の大半が女性となります。
但し、婦人科の不妊治療の領域については女性に加え、男性も含めて診察を受ける場合があります。
婦人科を受診する女性の中では、10代後半〜40代の女性が最も多く、更に年代が高くなるにつれて受診者が減少していきます。
また、婦人科の診察に対する抵抗感は若い方に多く、年代が高まるにつれて受診率は高まる傾向にあります。
こういった症状は婦人科へ
こういった症状は婦人科へ
月経によるトラブルや、更年期障害などは体質的に個人差があることから、ご自身で症状を判断をして、婦人科へ受診をするかどうかを考えるには少しハードルが高いです。
また、性感染症や女性特有のトラブルには、自覚症状が無いものも多くあり、性交渉の機会が多い方や、無症状でも定期のケアの為の受診をお勧めしております。
「症状の一例」
・月経が来ない
・月経痛が酷い
・不正出血がある
・月経前の気分の落ち込みや苛立ちがひどい
・下腹部に痛みがある
・下腹部がぽっこりでてきた
・性交渉のときに痛みや出血がある
・外陰部にかゆみがある
・排尿や排便時に痛みがある
・便秘がある
・頻尿がある
・更年期障害がひどい
婦人科クリニックでは、無症状でも受診が可能ですので、1人でお悩み抱え込まず、お気軽に相談をされる事をお勧めします。
病院とクリニック(診療所)の違い
病院とクリニック(診療所)の違い
婦人科の中でも婦人科クリニックと、病院では違いがあります。
クリニックと病院の違いを見ていきましょう。
まず、法律上の決まりとして病床数が違います。
病床数が20床以上あれば病院、20床以下は診療所(クリニック)となります。
クリニックと病院では役割も異なります。
クリニックは、地域に根付き、患者さまが気軽に相談できる「かかりつけ医」としての役割があります。
大きな検査や手術をされる方には、病院が推奨されます。
クリニックで初診を行い診察を受けて必要な検査・治療を抽出し、より精密な治療が必要と判断されたときには病院に紹介されるというのが一般的な流れです。
クリニックは中小規模であるため、病院と比較すると、一部クリニックを除き設備面で劣る場合があります。
人員も病院より少なく、緊急外来なども非対応な施設が多いため、クリニック診察時間外の深夜や定休日に、緊急性の高い診察や処置が必要となる際には、救急対応可能な病院となるため注意が必要です。
待ち時間が少ないのはクリニックの強みです。
病院では、患者数の多さや検査・処置の多さから来院してから診察を受けるまでに2−3時間要することも少なくありません。
クリニックは遅くても1時間程度で受診できるので、長すぎる待ち時間によるストレスは少ないことでしょう。
受診時には、保険対応の医療機関であれば、クリニック・総合病院共に保険証が利用可能となります。
美容施術なども行なっていると聞きましたが
美容施術なども行なっていると聞きましたが
美容施術なども行なっていると聞きましたが、婦人科クリニックの中には、美容施術を行っているクリニックもあります。
女性の中には自信の性器やデリケートな部分での悩みを持っている方もいます。
他人と比較するのが難しいだけに、1人で悩み不安を募らせてしまう方が多い部分です。
婦人科で行われる美容施術は、「年齢を重ねても外見を綺麗に保ちたい」という方や「将来介護を受けるときに備えて、デリケートゾーンも整えたい」という方のための施術です。
隠し持っていたコンプレックスを解消し、痛みやかゆみが改善されることで、日々の生活が一層輝き出すことでしょう。
さらに、性器の奇形があったり、十分に清潔が保たれないことで、性感染症や膣炎などの婦人科の病気の発症率は高まります。
その場合、性器の縮小手術が必要となる場合があります。 美容施術は、婦人科の病気の予防目的としても有効といえます。
婦人科の医師は、女性のライフステージに合わせた身体の変化やホルモンバランスの移り変わりについても誰よりも理解しています。
そのため、一人ひとりの身体に合わせて「美容」と「健康」の観点から診察をしてくれます。
美容施術ってどんなものがあるの?
美容施術なども行なっていると聞きましたが、婦人科クリニックの中には、美容施術を行っているクリニックもあります。
女性の中には自信の性器やデリケートな部分での悩みを持っている方もいます。
他人と比較するのが難しいだけに、1人で悩み不安を募らせてしまう方が多い部分です。
婦人科で行われる美容施術は、「年齢を重ねても外見を綺麗に保ちたい」という方や「将来介護を受けるときに備えて、デリケートゾーンも整えたい」という方のための施術です。
隠し持っていたコンプレックスを解消し、痛みやかゆみが改善されることで、日々の生活が一層輝き出すことでしょう。
さらに、性器の奇形があったり、十分に清潔が保たれないことで、性感染症や膣炎などの婦人科の病気の発症率は高まります。
その場合、性器の縮小手術が必要となる場合があります。 美容施術は、婦人科の病気の予防目的としても有効といえます。
他に婦人科クリニックで行われている美容施術としては以下のものがあります。
・大陰唇たるみ除去術
・女性器周囲黒ずみ除去術
・VIO脱毛
・膣縮小手術
・処女膜再生・形成手術
・膣萎縮治療レーザー
・陰部の匂い(すそワキガ)治療法
・クリトリス包茎手術
婦人科の医師は、女性のライフステージに合わせた身体の変化やホルモンバランスの移り変わりについても誰よりも理解しています。
そのため、一人ひとりの身体に合わせて「美容」と「健康」の観点から診察をしてくれます。
美容施術は保険適用内で診療できるの?
美容施術は保険適用内で診療出来るの?
婦人科クリニックで行われる美容施術は保険適用となるのか紹介します。
まず、最も代表的な手術である「小陰唇縮小術」。
小陰唇縮小術は保険適用外となります。
「小陰唇がおおきい」「左右差がある」といった状態は病気ではなく、個人差の範囲となり、あくまでも小陰唇縮小術は美容目的で行うものとみなされるためです。
その他の美容施術においても、美容目的の手術は全て保険適用外となり全額自己負担の自費診療となります。
美容施術の費用は、小陰唇手術の場合、両側で約100,000円〜200,000円程度。
その他の美容施術においても100,000円〜300,000円程度の費用が必要とされます。
費用は施術するクリニックによって異なるため、複数のクリニックを比較しましょう。
ただし、処女膜切開術においては、処女膜強靭症や処女膜閉鎖に伴う月経排出不全の方に限り保険適用となります。
集客目的から「当院では保険適用で手術ができる」と宣伝するクリニックもあるようです。
しかし、美容目的の治療は全て自費診療と規定されていますので、騙されないようにしましょう。
産婦人科とは何が違うの
産婦人科とは何が違うの?
混同されることが多い婦人科と産婦人科。
一体何が違うのでしょうか?
産婦人科は名前の中にあるとおり、「産科」と「婦人科」が併設されています。
「産科」では、妊娠をしている女性が母子ともに安全に出産を迎えるまでの過程の診療をする科目となります。
出産をするまで、お腹の赤ちゃんを含む母体の診察と検査、更には必要に応じて各種処置や手術が行われます。
対して「婦人科」の診療領域は、主に妊娠していない女性に対して、あらゆる女性特有の病気やトラブルの検査、治療、予防、必要に応じて処置、手術を施す診療領域です。
そのため、不妊治療は婦人科の対象となります。
ピルの処方や「月経が来ない」などの悩みも、妊娠が判明する前でしたら、婦人科で診察を受けることができます。
つまりは、「妊娠の有無」で診てもらう科が異なるということを覚えておきましょう。
多くのレディースクリニックでは、産婦人科として「産科」「婦人科」両方の診察を行うことが出来ます。
しかし、設備や人材面の問題から「分娩が出来ない」産婦人科もあり、年々増加傾向にあります。
その場合、分娩するときのみ、妊娠中に診察を受けていたクリニックではなく、他の病院やクリニックに行かなければ行けない場合があります。
一つのクリニックで妊娠から分娩まで診てもらいたい方は、かかりつけが分娩まで対応できるのか確認しておきましょう。
よくある女性特有の悩みとは?
よくある女性特有の悩みとは?
女性には、女性ホルモンと呼ばれる体内の内分泌器官より排出されるホルモンがあります。
女性ホルモンによって、女性は月経が始まり、妊娠が出来る身体へと作り変わっていきます。
女性ホルモンの分泌量は、加齢とともに変化していき、分泌量にも個人差が生じます。
それに伴い、女性には女性特有のトラブルが生じ多くの女性を悩ませます。
よくある女性特有の悩みの一つとして、月経のトラブルは女性特有の悩みといえます。
月経は女性が妊娠出来る身体になるために必要ですが、月経に異常があると妊娠しづらい身体になったり病気が隠れている可能性も考えられます。
月経のトラブルとして、月経困難症やPMS、月経不順や過多月経などがあります。
精神的ストレスからも誘発されやすい月経異常は、特に思春期頃の女性にも多く見られ、学生であれば受験や部活、社会人であれば仕事にも大きな影響を与えます。
それ以外にも更年期障害があります。
厳密にいえば、男性にも更年期障害はありますが、女性ホルモンの減少が原因となる更年期障害は女性でのみ起こります。
更年期障害は、女性であれば誰もが発症する可能性のある障害です。
更年期障害の症状は、ほてりや発汗が有名ですが他にも冷えや肩こり、頭痛、不眠、疲れやす いなど多様な症状が認められます。
時には日常生活に支障をきたすほど強く症状がでることもあり、大勢の女性を悩ませます。
なぜ男性にはないの?
なぜ男性にはないの?
「更年期障害や」「月経異常」...。
これらは男性には発生しない女性特有の悩みといえます。
なぜ、男性には起こらないのでしょうか?
女性特有の悩みの原因として、女性ホルモンが関係しています。
女性ホルモンは女性が女性らしい体つきとなる作用や、月経を起こし妊娠できる身体を作る作用があります。
対して、男性にも男性ホルモンというものが存在します。
男性ホルモンは男性らしくしっかりとした体格や筋力づくりに影響します。
男性ホルモンが低下すると、体力や筋力が落ちたり性活動にも消極的となり男性を悩ませる要因となります。
女性より認知度は低いものの、男性にも更年期障害があります。
男性更年期障害は、男性ホルモンの低下が原因で、中高年男性に「理由のわからない不調」「発 汗やほてり」「苛立ち」などの症状となって現れます。
女性の更年期障害よりも、早い時期から出現する可能性があり、発症期間に終わりがないことから悩む男性は少なくありません。
実は、女性ホルモンは男性の体内でもわずかに産生されています。
同様に、女性の中にも男性ホルモンが作られますが、すぐに女性ホルモンへと変換されます。
女性が出産・妊娠を行い、男性が丈夫な身体で支えていくといった子孫を繋いでいくための身体構造になっていることが分かります。
女性ホルモンって何?
女性ホルモンって何?
女性の身体を作っていく上で重要となる女性ホルモンについて紹介していきます。
女性ホルモンには2種類あり、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」「プロゲステロン(黄体ホルモン)」と呼ばれています。
まず、エストロゲンは乳房の発達や、柔らかくて丸みのある女性らしい体作りを行います。
子宮内膜を肥厚させて妊娠に向けて、身体を整えていきます。
自律神経に働きかけ、精神面の安定にも重要となります。
プロゲステロンは、エストロゲンによって肥厚した子宮内膜を維持し、妊娠し易い体づくりを行います。
妊娠状態の維持のためにプロゲステロンは重要な役割を持ちます。
女性の身体におよそ月1回程度で訪れる月経。
月経は、妊娠に備えてエストロゲンとプロゲステロンが作っていた子宮内膜が剥がれ落ちる際におこります。
月経が始まる10〜18歳の間では、エストロゲンの分泌は特に不安定になりがちで、女性の身体面や精神面に様々な影響を与えます。
女性ホルモンが、身体面だけでなく、精神面の安定にも深く影響を与える事から、女性ホルモンと上手に付き合っていく事が重要となります。
年齢ごとに気をつけたい女性の症状
年齢ごとに気をつけたい女性の症状
婦人科トラブルの根本の原因となりやすい女性ホルモン。
女性ホルモンの分泌は、個人差はあるものの加齢による変化が大きいことが分かっています。
女性ホルモンである「エストロゲン」と「プロゲステロン」の分泌が始まるのは、8−9歳頃といわれています。
早ければ10歳頃に初潮を経験しますが、この頃はまだホルモンバランスが不安定で月経異常をきたしやすい時期です。
思春期で精神的にストレスが強くかかると月経異常となって現れることもあります。
20〜30代のころには女性ホルモンの分泌はピークを迎えます。
月経に伴って起こるPMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)は、女性にとって大きな悩みとなります。
ときには強烈すぎる月経痛によって失神したり、苛立ちからパートナーにぶつけてしまったりといった症状が日常生活に出てしまう女性もいます。
40代にはエストロゲンの分泌は減少していき、更年期障害を発症する人も増えてきます。
更年期障害もまた、日常生活に支障をきたし、多くの女性を悩ませます。
婦人科を受診し、内服やホルモン補充療法による治療を行う女性も増えております。
50代頃を超えると、閉経を迎えるとともに、更年期障害の症状も落ち着き始める方が多くいます。
ただし、閉経後も女性の身体は、骨の脆弱化が進んだり心血管疾患発症のリスクが高まるといった変化が見られます。
優秀な婦人科の見極め方
優秀な婦人科の見極め方
数多くある婦人科の中で、優秀な婦人科を見極めるポイントはどこにあるのでしょうか?
ポイントを3つに絞って、見極めポイントを紹介します。
1、自分の悩みに対する診療実績があるか
婦人科での相談内容をカテゴライズすると「不妊治療」「性器異常」「美容施術の相談」「更年期障 害」「月経異常」「性感染症」「ピルの相談」などが挙げられます。
クリニックのHPを診ると、所属する医師の診療実績が載っているはずです。
どの医師にも得意不得意はあり、診てきた患者数も異なります。 自分の悩みへの診療実績があるかチェックしておくことをオススメします。
2、医師との相性をみる
女性特有の悩みでかかる婦人科。
性器のトラブルも多いことから、内診ではデリケートゾーンを診察してもらうこともあります。さらに悩みを打ち明けづらい方もいることでしょう。
婦人科では「性交歴」や「初潮がきた年齢」など、かなりプライベートな部分を聴取されることもあります。
また、医者の中にも事務的な対応の医者や、親身に相談してくれる医者など対応にも個人差が生じます。医院のHPの口コミを診て、医師の対応についての記載があるか確認していきましょう。
3、通いやすさで選ぶ
婦人科の治療を行う上で、定期的な受診が必要となることがあります。
体調が悪いときに、通院しなければいけない場合も。
さらに、デリケートな悩みが多い婦人科。
「誰かに通院しているところを見られたくない」という方もいるでしょう。
通いやすく、かつ知り合いと遭遇することがなさそうな地域の医院を選ぶことが最適です。
美への意識がどんどん高まる近代の女性
美への意識がどんどん高まる近代の女性
医療技術の発達とともに、美容施術の技術もまた発展し続けています。
コロナ禍により在宅時間が増加したことで、自分自身に時間とお金を掛けることができるようになりました。
その結果、世間の健康や美容への意識は高まっています。
女性だけでなく、男性もスキンケアやヘアケアを行っている時代。
脱毛機器や、フェイシャル用品は次々と新商品が開発され、「綺麗になりたい」という需要は高まり続けていることが分かります。
そんな中、美容施術の市場も2017年以降拡大し続けています。
また、外見だけでなく、他人に見えない部位までも整えたいというニーズは年々高まり、女性においてはVIOの脱毛に限らず、婦人科領域美容施術への投資をする方も増えております。
婦人科美容で行われる「小陰唇切開術」や「膣縮小術」などは外見にこそ変化は気づきにくいです。
しかし、ずっと気になっていた部分を綺麗にすることで、自分自身に自信が持て、パートナーと向き合いやすくなることで、QOLの向上へと一役買っています。
今後も需要の増加が見込まれる美容施術は、これからも技術の発展が進み、競合会社が切磋琢磨し合うなかで私達にとってより身近な医療となっていくことでしょう。
そんな女性へ婦人科としてできること
そんな女性へ婦人科としてできること
婦人科というと、月経や妊娠、女性器に関するトラブルの方がくるというイメージがあります。
婦人科は、女性の身体の健康を支える心強い存在です。
しかし、近代の婦人科は医療面だけでなく女性の身体をよく知るスペシャリストとして、美への欲求を満たす役割も担っています。
たとえば、小陰唇が大きいと排尿障害や感染しやすくなるなどの問題が生じる可能性があります。
それに対し、婦人科では小陰唇縮小手術を行うことができます。
小陰唇縮小手術を行うことで、身体は健康への不安が減り、かつ美容の面でも女性が感じるストレスを減らすことができるでしょう。
他にも脱毛や膣縮小術などの美容施術を行うことは、女性のストレスを減らし、QOLを上げることに繋がります。
デリケートなトラブルが多い婦人科疾患と、美容面でのコンプレックスは共通点があります。
それは「他人に相談しづらい」という点です。
婦人科の医師は女性の身体を熟知したプロフェッショナル。
他人には打ち明けづらい身体の内側、そして外側どちらの悩みもプロとして解決へと導いてくれることでしょう。
男性側ができること
男性側ができること
婦人科治療を行う女性に対して、男性側ができることはあるのでしょうか?
男性が婦人科疾患に関与する一番のケースは「不妊治療」です。
不妊の原因が男性側にある場合と女性にある場合の割合には、ほとんど差はありません。
しかし、女性の方が不妊によって苦しむ方が多くいます。
それは不妊治療によって身体への負担が大きいことはもちろんありますが、パートナーである男性からの理解や協力が得られないことによるものも大きいです。
タイミング法や人工授精はパートナーの協力がなくては行えません。
男性もまた、自身が不妊の原因となっている可能性を考えて一緒に治療に取り組むこと、そして 「妊娠できない苦しみ」に寄り添うことが求められます。
また、更年期障害やPMSなど女性に起こりうる症状は男性には理解が難しいときもあるでしょう。
ときには辛く当たられることもあるかもしれません。
「どうやって接したらいいか」と悩むこともあるかと思います。
実はそんなときには、更年期障害やPMSの女性もまた、自分の衝動を押さえられずに戸惑っています。
男性側に求める対応は、女性によって異なります。
「女性側が辛いときに、男性側にどう接してほしいか」予め決めておく事で、互いに思いやり、理解を深める事ができます。
婦人科 利用者の声
婦人科 利用者の声
センシティブでデリケートな相談の多い婦人科の実際の利用者の声を聞いてみましょう。
「毎月の生理が重く、市販の痛み止めで症状を抑えていたが、婦人科にいってからは今は痛み止めは必要なくなった。」
「まったく症状が無かったけど、婦人科で検査を受けたら、病気が見つかってすぐに治療をして完治できた」
「更年期の症状に悩んでいたときに、婦人科で相談をした所、丁寧な説明を受けることができた。
続いて悪い評判です。
「診察中なのに、看護師や事務員の私語が多くて、自分のことを話されているのではないかと嫌な気持ちになった」
「内診が終わり、まだ服を整えているときに、カーテンを開けられてショックだった。」
「待ち時間が長くて体調が悪いときには辛い」
いかがでしょうか?
婦人科を受診することで、悩みを解決出来た方がいる一方で、嫌な気持ちをした方もいます。
通院を考えている方は、利用者の声をリサーチし、自分が快適に通院できる婦人科を探しましょう。
生理不順
生理不順
多くの女性が経験する生理不順。
生理不順と一言でいってもその症状は幅広く、「月経が来ない」「月経が遅れる」「月経が不規則である」「異常な月経パターン」。
この全ての症状が生理不順と診断されます。
生理不順の原因として、肉体的ストレスや精神的ストレス、喫煙や内服薬の副作用、さらに家系的な要因などがあります。
さらに閉経を迎え卵巣機能が低下した女性も、生理不順は生じやすくなります。
また、ホルモンバランスが安定していない思春期の女性にも生理不順は頻発します。
特に10代は過度なダイエットや激しいスポーツによって生理は不規則になりやすいと言われています。
正常な月経周期は、生理が始まった日から次の生理までの期間は25日から28日程度とされています。
生理開始日に一週間以上の誤差がある場合、生理不順に該当します。
生理不順を放置していると将来的に妊娠しにくくなったり、癌を発症するリスクも高まりますので、生理不順が生じたら婦人科医師に相談しましょう。
治療法としては、生活習慣を改善しストレスを減らす生活を心がけたり、女性ホルモン薬を内服し生理周期の安定を図る方法が一般的です。
月経困難症
月経困難症
月経困難症は月経にともなって起こる女性特有の疾患で、主な症状は下腹部痛と腰痛です。
この二つの疼痛は合わせて月経痛と呼ばれます。
さらに腹部のハリ感や吐き気、頭痛、疲労感や脱力感、苛つき、下痢や憂鬱感など月経困難症の症状は様々であり、程度には個人差があります。
月経困難症は大きく以下の2つに分けられます。
・機能性(原発性)月経困難性
・器質性(続発性)月経困難症
機能性(原発性)月経困難性は、初経後1年から2年以内に始まり、原因疾患がない点が特徴です。
月経困難症を訴える女性の4割が機能性月経困難性と言われています。
器質性(続発性)月経困難症は、原因疾患があるために起こる月経困難症です。
初経後5年以上経過してから発症することが多いとされています。
器質性月経困難症の原因疾患には、子宮内膜症や子宮筋腫、骨盤炎症性疾患、子宮腺筋症などがあります。
月経困難症の治療は、疼痛のコントロールと原因疾患の治療が中心となります。
鎮痛剤やホルモン剤を使用した薬物療法や鍼灸療法、温熱療法で疼痛の軽減を図ります。
原因疾患の治療には外科的手術が必要となる場合もありますので、月経困難症が疑われたときには早期に受診するようにしましょう。
月経困難症
月経困難症
月経困難症は月経にともなって起こる女性特有の疾患で、主な症状は下腹部痛と腰痛です。
この二つの疼痛は合わせて月経痛と呼ばれます。
さらに腹部のハリ感や吐き気、頭痛、疲労感や脱力感、苛つき、下痢や憂鬱感など月経困難症の症状は様々であり、程度には個人差があります。
月経困難症は大きく以下の2つに分けられます。
・機能性(原発性)月経困難性
・器質性(続発性)月経困難症
機能性(原発性)月経困難性は、初経後1年から2年以内に始まり、原因疾患がない点が特徴です。
月経困難症を訴える女性の4割が機能性月経困難性と言われています。
器質性(続発性)月経困難症は、原因疾患があるために起こる月経困難症です。
初経後5年以上経過してから発症することが多いとされています。
器質性月経困難症の原因疾患には、子宮内膜症や子宮筋腫、骨盤炎症性疾患、子宮腺筋症などがあります。
月経困難症の治療は、疼痛のコントロールと原因疾患の治療が中心となります。
鎮痛剤やホルモン剤を使用した薬物療法や鍼灸療法、温熱療法で疼痛の軽減を図ります。
原因疾患の治療には外科的手術が必要となる場合もありますので、月経困難症が疑われたときには早期に受診するようにしましょう。
月経不順・無月経
月経不順・無月経
多くの女性を悩ませる月経トラブル。
その中でも月経不順と無月経は、女性にとって身近な問題です。
そもそも月経不順とは、月経周期が不規則であることを指します。
通常の月経周期は25日から38日であり、これに当てはまらないものが月経不順と定義されています。
対して無月経は、妊娠以外で3ヶ月以上月経の来ない状態のことです。
また、18才以上になっても一度も初潮を迎えなかった場合には原発性無月経と定義されています。
原発性無月経は、染色体異常や膣や子宮・性器の奇形・ホルモン異常などが考えられます。
その他の無月経や月経不順の原因として最も多いのは、生活上のストレスです。
そのため、治療にはまずストレス要因の除去が必要とあります。
他にも、急激なダイエットや激しいスポーツによるホルモンバランスの崩れも原因として考えられます。
無月経は妊娠によっても生じるため、心当たりのある方は妊娠検査薬の使用をお勧めします。
月経不順や無月経の他の治療法としてはホルモン療法や薬物療法などがあります。
専門医と相談しつつ自身にあった治療を選択しましょう。
過多月経・月経移動
過多月経・月経移動
月経は、女性であれば全員が経験するものであり、出血や下腹部痛で悩む方も多いことでしょう。
月経によるトラブルは様々ですが、その中でも過多月経は非常に多い出血や月経期間が長期化することで女性を悩ませます。
過多月経によって貧血や疲労感が生じ、日常生活に影響が出る場合もあります。
過多月経の原因には、ホルモンバランスの乱れがまず考えられます。
他にも子宮筋腫などの子宮の異常や、体内の血液凝固機能に問題がある可能性があるので、早めに専門家に相談しましょう。
過多月経の治療法には薬物療法や手術療法があります。
薬物療法の一つである、経口避妊薬(ピル)の内服は非常に有効な手段です。
ピルを内服すると、女性ホルモンが調整され月経移動(月経の日にちを希望の日にちにずらすこと)が可能となります。
ホルモンバランスが適切な状態になることで、出血量も押さえられ規則正しい生理周期へと近づくため、過多月経の出血や生理期間が長引くことによる問題も解消できます。
子宮筋腫
子宮筋腫
子宮筋腫は、女性の4人に1人は発症すると言われている女性にとって非常に身近な病気です。
子宮筋腫とは、子宮の筋肉層に発生する良性の腫瘍のことです。
ほとんどの場合は無症状ですが、まれに過多月経や月経痛、不妊などの原因となり、治療を要する場合があります。
子宮筋腫には4つの種類があり、筋肉内のどの位置に発生するかによって区別されます。
腫瘍が出現した位置次第で、引き起こしやすい症状が異なります。
子宮筋腫を発症する原因は、ホルモンバランスの乱れによるものが多いとされています。
他の因子としては遺伝性や年齢があります。
子宮筋腫は30代から40代の女性に最も多く、閉経後は縮小することがあります。
子宮筋腫の治療には、薬物療法や手術療法があります。
薬物療法では、経口避妊薬やホルモン剤を内服しホルモンバランスを調整することが重要となります。
また、月経痛や骨盤痛などの痛みが生じる場合もありますので、鎮痛剤は処方されます。
有症状の子宮筋腫に対しては手術で腫瘍を摘出する方法もあります。
子宮筋腫は腫瘍のサイズによる手術適応は決まっていませんが、婦人科医は、日常生活への影響や今後の妊娠出産の予定、閉経までの期間などを総合的に加味して手術が必要かを判断します。
子宮内膜症・子宮腺筋症
子宮内膜症・子宮腺筋症
子宮内膜症は、通常であれば子宮の内側を覆う組織である子宮内膜が子宮外に存在する病気です。
この組織は卵巣や卵管、腹膜・膀胱・直腸などに発生することがあり、痛みや不妊症の原因となります。
子宮内膜症の原因は正確には分かっていませんが、逆行性月経(月経血の逆流)や免疫系の異常、遺伝的要因が可能性として挙げられています。
子宮内膜症による症状は幅広く、骨盤痛や過多月経、性交痛、排便排尿時の痛み、疲労感や便秘・下痢があります。
これらの症状は病巣の場所や大きさによって異なり、日常生活にも影響を及ぼします。
子宮腺筋症は、子宮内膜組織が子宮筋層に発生する疾患です。
子宮筋層に子宮内膜組織が発生することで子宮は肥大し、子宮内膜症と同様の症状を引き起こします。
子宮腺筋症は、40代以上の女性に最も頻発し、その原因として出産や帝王切開などの子宮手術が関連していると考えられています。
子宮内膜症・子宮腺筋症ともに治療法は薬物療法か外科的手術です。
ホルモンバランスを整えつつ、痛みに対しては鎮痛剤で対症療法を行います。
病変の大きさや症状によっては子宮摘出術が選択されます。
子宮脱
子宮脱
中高年の女性に多い子宮脱。
子宮脱は、子宮下垂・子宮膣脱とも呼ばれ、骨盤底筋群が弱まることで子宮が正常な位置から腟内または膣外に下がる状態を指します。
子宮脱は40代以降の高齢の女性や多産婦に多く見られますが、若い年代の女性でも発生する可能性があります。
子宮脱の原因である骨盤底筋群の弱化が起こる要因としては以下のものがあります
まず、妊娠や出産です。
特に多産や長時間の分娩、巨大児の出産はリスクが高まります。
さらに年齢と共に骨盤底の筋肉や人体が弱まり、発症リスクは高まります。
加えて、閉経後は女性ホルモンであるエストロゲンが減少します。
エストロゲンが減少すると、骨盤底筋群の弱化が促進されます。
家系的に骨盤底筋群が弱い場合もあり、遺伝的要因によって発症する方もいます。
子宮脱の症状としては、骨盤内の圧迫感や重みを日常的に感じるようになります。
また、膣内や膣外に何かが出てくる不快感が生じます。
腹部や腰部にも違和感が生まれ、性交時に痛みを感じることも増えます。
尿失禁や頻尿も引き起こしますので、生活に支障が出る場合があります。
子宮脱の治療には、骨盤底筋訓練や、膣内に子宮を支える装置を挿入する方法があります。
症状の重さや脱の程度によって手術療法やホルモン療法も選択肢にあがります。
子宮頸部異形成
子宮頸部異形成
子宮頸部異形成は子宮頸がんの前段階であり、女性にとって深刻な問題となる疾患です。
子宮頸部異形成は、子宮頸部の細胞が異常な変化を示す状態です。
症状は通常出現しないため、発見が遅れやすい病気といえます。
子宮頸部異形成が進行し合併症が生じた場合には、異常な膣出血や腟分泌物、骨盤痛などの症状が現れます。
子宮頸部異形成の主な原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染です。
HPVは一般的なウイルスで、高リスクタイプと低リスクタイプに区分されます。
その中でも高リスクタイプのHPVが子宮頸がんや子宮頸部異形成の原因となります。
HPV感染のリスクを高める要因としては、以下があります。
・複数のパートナーとの性行為
・若年での性行為の開始
・免疫力の低下
・喫煙
子宮頸部異形成が発見された場合、症状がなければ多くの場合自然治癒を期待して経過観察されます。
定期的に検査を行いつつ、悪化が見られれば外科的治療へと移行します。
子宮頸部異形成の予防として、HPVワクチンの接種や安全な性行為が推奨されています。
更年期障害
更年期障害
中年世代の悩みの種となる更年期障害。
更年期障害とは一体どのようなものなのか紹介します。
更年期障害とは、女性が閉経を迎える前後に体験する一連の身体的・精神的な症状のことを指します。
その原因は、加齢に伴って卵巣機能が低下し、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの分泌減少です。
更年期障害の症状は多様ですが、特に有名なのがホットフラッシュや苛立ちなどの気分変動です。
他にも不眠や疲労感、関節痛・筋肉痛、頭痛、めまい、集中力の低下など様々であり、日常生活にも支障をきたすようになるため多くの女性を苦しませます。
これらの症状の出現の有無や程度は個人差が大きく、ほとんど何も症状が出ない方もいるため、世間からの理解が得られず社会的に追い詰められる方もいます。
更年期障害の治療としては第一にホルモン補充療法が選択されます。
不足している女性ホルモンを追加することで、更年期症状の改善を目指します。
他にも気分変動やホットフラッシュが強い方には抗うつ薬を処方するなどの対症療法も並行して行われます。
「更年期障害で受診なんて」と考える女性は少なくなく、一人で苦しむ方もいます。
しかし、日常生活に支障を与える更年期障害は、病気として認められており、医師の診察が勧められています。
思い悩む前に受診し適切な治療を受けるようにしましょう。
バルトリン腺嚢胞
バルトリン腺嚢胞
バルトリン腺嚢胞とは、外陰部の膣口の両側にあるバルトリン腺が詰まるため生じます。
バルトリン腺は、性交時に潤滑液を分泌する役割を持ち、触れても分からないほど、皮下の深い位置にあります。
バルトリン腺が詰まることで、液体がたまり嚢胞が生じます。
嚢胞はえんどう豆くらいからゴルフボールくらいまで大きくなることがあり、感染が生じ膿瘍になることもあります。
バルトリン腺嚢胞は女性の約2%が発症するといわれており、最も頻発する年代は20代です。
バルトリン腺嚢胞が発症する要因は「感染」「炎症」「外傷」の3つです。
皮膚が薄く傷つきやすい性器周囲に存在するため、物理的なダメージを受けやすく、小さな外傷でも腺を塞いでしまう可能性があります。
バルトリン腺嚢胞の症状は軽度であればほとんど無いとされています。
しかし、悪化することで外陰部のしこりや痛み・不快感が出現します。
性交中にも痛みを感じるようになりスムーズな性行為の妨げになります。
バルトリン腺嚢胞は軽度で無症状であれば経過観察で様子を見ます。
しかし、膿瘍の形成や悪化が見られた場合には、排膿処置やバルトリン腺摘出術などの外科的手術が必要となります。
また、感染が認められた場合には、抗生物質を投与し治療する必要があります。
子宮体がん
子宮体がん
女性のがん発症率において常に上位に挙がる子宮体がん。
子宮体がんは、子宮内膜がんとも呼ばれるように子宮の内膜から発生するがんです。
中年以降の女性に多く見られ、その重症化率・死亡率の高さからも非常に深刻な疾患です。
子宮体がんを発症する原因は完全には解明されていません。
しかし、発症リスクを高める要因として考えられているのが、女性ホルモンバランスの乱れや年齢、不妊症や無月経です。
とくに「エストロゲン優位の状態が持続すると子宮体がんの発症リスクを高める」という意見があり、早期に月経が開始された方や閉経が遅い方はハイリスクと考えられています。
子宮体がんの症状として、不正出血や閉経後の出血、異常な膣分泌物、下腹部や骨盤の痛み、性交時の痛みがあります。
他の女性器疾患と症状が酷似していることから、経過観察をする方も多く、発見が遅れやすい疾患です。
子宮体がんの治療は手術療法・放射線療法・化学療法・ホルモン療法・免疫療法・ターゲット療法があります。
がんの進行度や年齢、全体的な健康状態によってどの治療を選択するかは変わります。
子宮体がんは特に早期の発見が重要となりますので、異常を感じたらすぐに受診するようにしましょう。
子宮復古不全
子宮復古不全
子宮復古不全(子宮復古遅延)は、分娩後に子宮が通常の大きさと状態に戻るプロセスが遅れるまたは不完全になる状態を指します。
妊娠中の子宮は胎児や羊水によって大きく引き伸ばされます。
分娩を終えると、子宮は通常約4から6週間をかけほぼ元のサイズに戻ります。
この子宮復古のプロセスは、母体の身体を妊娠前の状態に戻す働きに加えて出産時に生じた子宮内の出血を止める働きもあります。
そのため、この子宮が産前の状態に戻っていくプロセスが正常に進まない場合、様々な問題が発生します。
まず子宮復古不全が生じると、出血が止まらず血液が混ざった悪露の分泌期間が長くなります。
重度であった場合、大量出血を引き起こし生命の危険が生じる可能性もあるため注意が必要です。
子宮復古不全では出血の他にも痛みや圧痛が生じます。
感染症を併発した場合には発熱や悪露などの症状が出現します。
子宮復古不全の原因として、子宮収縮の付属や、胎盤や膜の遺残があります。
他にも多胎妊娠や巨大児も要因となるので、胎児の状態は産後の母体回復に大きく影響することを覚えておきましょう。
子宮復古不全の治療は、発症した原因によって異なります。
子宮収縮が不足している方には、子宮収縮を促進させる薬剤を投与します。
遺残物がある方には、遺残物除去術を行うなど外科的治療が選択される場合もあります。
子宮頸管ポリープ
子宮頸管ポリープ
子宮頸管ポリープは、子宮頸管(子宮の入り口部分)にできる小さな良性の腫瘍です。
一般的に害はないとされており、癌化することはほとんどありません。
子宮頸管ポリープを発症する原因は、正確には判明していませんが、要因として考えられているのが、ホルモンバランスの乱れです。
女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が過剰になると、子宮頸管ポリープの発症率は高まると言われています。
他にも、子宮頸管や子宮内膜に炎症が生じるとポリープが発生しやすくなると考えられています。
子宮頸管ポリープは、多くの場合無症状ですが、まれに出血や不快感が出現する場合があります。
月経の間や性交時に出血・違和感が生じやすくなるので、驚く方も多いでしょう。
上記で述べたように、子宮頸管ポリープは無症状で経過することが多いため、発見されても経過観察する場合がほとんどです。
しかし、出血や不快感を認める場合には、外科的治療を行いポリープ切除術を行うこともできます。
ポリープに感染が見られる場合には、抗生物質が処方されます。
チョコレート嚢胞
チョコレート嚢胞
チョコレート嚢胞(卵巣子宮内膜症性嚢胞)は、卵巣内に形成される嚢胞を指します。
子宮内膜組織が卵巣内に存在し、月経のたびに出血を繰り返すことで形成されます。
嚢胞の中に古い血液がたまり、内容物がチョコレートのような茶色をしていることからこの名がつけられています。
チョコレート嚢胞は子宮内膜症の一種として位置づけられています。
ほとんどの場合は良性である子宮内膜症ですが、チョコレート嚢胞は徐々に肥大し骨盤内の他の臓器と癒着し、重症化する可能性があるため注意が必要な疾患です。
チョコレート嚢胞を発症する原因は正確には判明していませんが、逆流月経や遺伝的要因、免疫系の異常、ホルモン異常が関与していると考えられています。
チョコレート嚢胞の症状には、ひどい月経痛や骨盤痛、性交痛、月経異常があります。
重症化すると不妊の原因にもなるため早期の治療が推奨されます。
チョコレート嚢胞の治療には、ホルモン療法や痛みを緩和する鎮痛剤を使用した薬物療法があります。
嚢胞の大きさは症状の程度によっては、初期のうちに切除術が検討される場合もあります。
重大な問題を引き起こしかねないチョコレート嚢胞は、早期発見が重要となるので、症状が疑われたときにはすぐに受診することが大切です。
不妊症
不妊症
不妊症とは、避妊をせずに定期的な性交を行っても1年以上妊娠しない状態を指します。
不妊の原因は様々ですが、女性だけでなく男性側に原因が生じている場合もあります。
まず、女性側の不妊の原因はこちらです。
排卵障害:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、甲状腺機能異常、高プロラクチン血症など。
卵管障害:卵管閉塞、卵管の損傷や癒着。
子宮因子:子宮筋腫、子宮内膜症、子宮奇形、子宮内膜ポリープ。
卵巣因子:卵巣機能低下、早発閉経。
その他:免疫性不妊、感染症、生活習慣(喫煙、肥満、過度のストレス)。
続いて、男性側の不妊の原因がこちらです。
精子の質や数の異常:乏精子症、無精子症、精子運動率低下。
精管閉塞:精管の閉塞や損傷。
ホルモン異常:テストステロンやその他のホルモンのバランス異常。
その他:生活習慣(喫煙、アルコール、ストレス)、感染症、精巣静脈瘤。
さらに、双方に問題がなくても、性交のタイミングや稀ではありますが免疫性不妊(女性が身体がパートナーの精子に対して抗体を作ること)によって不妊症となる場合があります。
不妊に悩む夫婦は多く、2021年時点で約4.4組に1組は不妊を心配したことがあると言われており、その割合は年々増え続けています。
日本では不妊治療の技術や支援制度も進歩しており、全額自費負担で行われていた不妊治療は2022年4月から保険適応となりました。
不妊治療には、双方のライフスタイルの改善や、薬物療法、人工授精などの生殖補助療法があります。
さらに身体に器質的な問題がある場合には外科的治療を行う場合もあります。
人工授精や体外受精などの治療法は保険適用となったことで以前よりも気軽に選択できるようになりました。
しかし、依然として多くの夫婦にとって不妊治療は大きなストレスとなります。
早期に専門医に相談し、適切な対策を講じることが重要です。
卵巣腫瘍
卵巣腫瘍
卵巣腫瘍は、その名のとおり卵巣に発生する腫瘍です。
良性と悪性のものがあり、多様な形態をとることからその診断は複雑です。
卵巣腫瘍は、腫瘍が小さい場合は無症状で経過します。
月経や妊娠への影響もないため日常生活に影響を及ぼすことも少なく、多くの女性は気づかずに過ごすか気づいても受診せずに様子を見ます。
卵巣腫瘍が大きくなっても、「太ったのかも」と錯覚することが多く、受診したときには腫瘍がかなり肥大しているというパターンもよく聞かれます。
肥大した卵巣膿瘍は、膀胱や直腸を圧迫し頻尿や便秘などの症状を引き起こします。
また、静脈の還流障害を起こし下肢の浮腫や腹水が出現します。
卵巣腫瘍が捻じれたり一部が破綻したりすることで激しい下腹部痛が生じるため、緊急手術が施される場合も稀にあります。
卵巣腫瘍の治療は、良性か悪性かによって変わってきます。
良性の腫瘍であれば、症状がなければ経過観察とし、何らかの症状が出現した場合やあまりにも大きくなった場合に手術が選択され腫瘍を摘出します。
悪性であれば、一般的ながん治療と同様に、外科的治療や化学療法、放射線療法などが選択されます。
骨盤臓器脱
骨盤臓器脱
骨盤臓器脱は、骨盤底の筋肉や靭帯が弱くなることで、骨盤内臓器(膀胱、子宮、直腸など)が通常の位置から膣内や膣外に脱出する状態です。
女性に多く見られ、特に出産経験のある女性や高齢者に多く発生します。
骨盤臓器脱には、以下の種類があります。
①膀胱脱:膀胱が膣壁を通して下がってくる。
②直腸脱:直腸が膣壁を通して下がってくる。
③子宮脱:子宮が膣内に下がってくる。
④膣頂脱:子宮摘出後に膣の上部が下がってくる。
⑤腸瘤:小腸や腹膜が膣壁を通して下がってくる。
骨盤臓器脱の主な原因は出産や加齢です。
他の原因としては閉経による女性ホルモンの減少や、遺伝的要因があります。
また、子宮摘出などの骨盤周囲の手術歴がある方も発症しやすいと言われています。
骨盤臓器脱が生じることで、排尿困難や頻尿、尿漏れ、便秘、排便困難、直腸圧迫感、性交時の痛みや不快感などの症状が出現します。
骨盤臓器脱の治療の第一選択は保存的治療です。
婦人科にて骨盤底筋を強化する運動法や日常生活上の注意(体重管理、重いものを持ち上げないなど)を教わり、再発予防に努めます。
保存的治療が無効であった場合には、外科的治療が選択されます。
常位胎盤早期剥離
常位胎盤早期剥離
常位胎盤早期剥離は、胎盤が正常に位置しているにもかかわらず、妊娠中もしくは分娩中に胎盤が子宮壁から部分的または完全に剥離する状態です。
胎児は胎盤を介して、酸素や栄養の供給を受けているため、胎盤から剥離されることで酸素が不足し脳性麻痺などの障害が生じる可能性があります。
また、母体も急激な血圧低下や意識障害が生じ、重篤な状態に陥ります。
常位胎盤早期剥離は母体と胎児の両方に生命の危機をもたらす、緊急性の高い産科合併症なのです。
常位胎盤早期剥離の原因は正確には判明していませんが、以下の要因が関連していると言われています。
・高血圧
・外傷(腹部への打撲や事故)
・喫煙
・薬物使用(コカインやアンフェタミンの使用)
・多胎妊娠
・羊水過多
・早期破水
・過去に胎盤早期剥離を発症した歴がある
常位胎盤早期剥離の治療は、母体と胎児の状態や妊娠週数に応じて変わります。
軽度かつ母体・胎児ともに安定している場合は、入院し経過を観察します。
必要に応じて早期分娩の準備を行います。
重度であれば、緊急帝王切開が選択されます。
大量出血などの可能性があるため、輸血の用意をしつつ集中治療に備えます。
子宮肉腫
子宮肉腫
子宮肉腫は、子宮の筋肉結合組織から発生する悪性腫瘍です。
子宮肉腫は進行が早いことで知られており、他の子宮がんと比較しても予後が悪いとされています。
子宮肉腫の正確な原因は判明していませんが、発症するリスク因子として、放射線治療や子宮筋腫の既往が考えられています。
また、女性ホルモンの関与や遺伝的要因によっても発症リスクが上がるとされています。
子宮肉腫の症状は、他の子宮疾患と酷似しており、多発する症状として不正出血や骨盤痛があります。
他にも排尿困難や頻尿も子宮肉腫の症状として知られています。
これらの症状は月経不順や子宮筋腫などの良性疾患でも見られるため、受診せずに様子見をする方が多く発見が遅れることがあります。
上記したように、子宮肉腫は進行が早いという特徴があり、様子を見ているうちに腫瘤が肥大し、下腹部に触れることができるようになります。
子宮肉腫の治療法には、手術療法や放射線療法、化学療法、ホルモン療法があります。
子宮肉腫は特に早期発見・早期治療が重要となり、治療開始時期によって予後が大きく左右されます。
異常な症状が見られた場合は、早めに医師に相談することが重要となります。
子宮頸がん
子宮頸がん
子宮頸がんは、子宮の入口にある子宮頸部に発生するがんです。
子宮頸がんの主要な原因としては、ヒトパピローマウイルス(HPV)の存在が広く知られています。
HPVには複数の型があることが知られており、その中でも「HPV16型」と「HPV18型」が高リスク型と呼ばれ、がんを引き起こす可能性が高いとされています。
HPVの主な感染経路は性行為です。
膣性交や肛門性交、口腔性交だけでなく性器間の接触でも感染することがあります。
まれに出産時に母親から新生児に感染する母子感染が起こることがあります。
子宮頸がんは初期にはほとんど症状は出現しません。
進行に伴って、不正出血やおりものの増加、骨盤痛や性交時の痛みなどが生じ、異変を感じるようになります。
子宮頸がんの治療は、がんの進行度によって異なります。
初期段階ではがんの切除を目的として外科的治療が選択されます。
がんの進行によっては、より広範な外科手術や放射線治療、化学療法による治療が推奨されます。
HPVの予防を目的として、日本ではHPVワクチンの接種が勧められています。
また、定期検診を行い早期発見に努めることが重要となります。
卵巣がん
卵巣がん
卵巣がんは女性の卵巣に発生するがんであり、女性の生殖器に発生するがんの中でも特に致命的なものの一つです。
卵巣がんは初期には症状がほとんどありません。
そのため、気づいたときには進行していることがしばしばある恐ろしい疾患といえます。
卵巣がんの明確な原因は判明していません。
現状特定されているリスク要因としては50歳以上の年齢や、卵巣がん・乳がんなどの家族歴があげられます。
他にも不妊症やホルモン療法を経験されている方の発症率が高いことが明らかになっています。
初期段階の卵巣がんはほとんど無症状で経過します。
進行に伴って、腹部膨満感や食欲不振、頻尿や排尿困難、腹痛・骨盤痛などの症状が出現します。
卵巣がんはその進行度や症状の度合い、患者本人の健康状態によって治療が決定されます。
まず検討されるのが、外科手術による腫瘍の摘出です。
卵巣だけでなく子宮や卵管も同時に摘出する術式が一般的です。
他にも化学療法や放射線療法などの選択肢があります。
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