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カテゴリ:婦人科

慢性前立腺炎
慢性前立腺炎は、前立腺に慢性的な炎症が生じており、症状が長期間(通常3か月以上)持続する状態を指します。
30〜40代の若い世代に多く、比較的症状も軽いことから前立腺炎と気付かない方もいます。
慢性前立腺炎を発症する原因ははっきりと判明していませんが、長時間のデスクワークや運転、乗り物での移動などが関与していると考えられています。
慢性前立腺炎の症状としては、骨盤痛や頻尿・排尿時の痛みなどの排尿障害が代表的です。
他にも性交時の痛みや勃起不全、射精時の痛みなどがあり生活の質に大きな影響を及ぼします。
治療には抗生物質が用いられ、4〜6週間程度の長期間抗生物質を内服する必要があります。
抗生物質を用いても改善が見られない時には、それぞれの症状に合わせて薬が処方されます。
処方される例として、頻尿などの尿路症状に対してはαブロッカー薬、骨盤痛などの疼痛に対してはロキソニンなどの鎮痛薬というように対症療法で症状の改善を目指します。
慢性前立腺炎は症状が完治しづらいため、日常的に予防策を講じることが重要となります。
予防法として、尿意を我慢しないよう意識付ける・水分をこまめにとる・定期的な運動習慣・ストレスの少ない生活を心がけるなどがあります。
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